大和小学校は昭和46年に大成小学校から分かれて設立しました。そのときの様子が,小学校3年生・4年生で使用している社会科副読本「私たちの桑名市」の第2版・第3版に記述されていましたので紹介します。 『昭和40年ごろの大成小学校は,毎年,学校に通う子どもの数が増え,昭和44年には,児童数が1177人にもなりました。そのため,学級数は29になり,教室の不足がさらに問題になってきました。学校では,新しい校舎を建てて,児童数の増加にそなえてきましたが,教室の不足はおぎなえず,図書室や理科室などを教室として使っていました。また,職員室や音楽室は,校庭に建てられた粗末なプレハブ校舎に移り,廊下には,戸だなや道具の入れ物が置かれて,たいへん不便だったようです。このような児童数の急激な増加は,大成校区に新しい住宅ができ,校区の住民が増えたためです。 昭和46年3月新しい校舎の一部ができ,4月1日,大和小学校が誕生しました。新学期をむかえ,学校の移転が始まりました。まだ,校舎が全部完成していないので,3年生と4年生は大成小学校に残り,5月1日に,やっと全校児童が新しい校舎にうつることができました。』 |
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